へんな生きもの研究所に2匹目のカセミミズがやってきました。 カセミミズは文字通り 細長いミミズのような、貝殻を持たない原始的な軟体動物(貝の仲間)で、軟体動物の進化を考える上では非常に興味深い動物です。私は以前から興味を
カテゴリー: 08 無脊椎動物
鏡餅ウニについてポスター発表をしました
先日、名古屋大学で開催された第16回 棘皮動物学会議(IEC)に参加し、重なる習性を持つ「鏡餅ウニ」についてポスター発表させていただきました。 実は、私は国際会議初参加だったので英語の質疑応答にかなり不安はありましたが、
パラオオウムガイの胚発生
こちらは2013年に撮影したオオベソオウムガイの発生中の胚です。 姿から推測すると産卵から5ヶ月ほど経過した頃でしょうか。触手の分化が進んでいます(赤矢印) ところで、去年10月に入館したパラオオウムガイが12月から産卵
沖合底引き網採集に出かけてきました。
久しぶりの飼育日記更新です。 実は、来週開催される国際会議で重なる習性を持つ「鏡餅ウニ」についてポスター発表させていただくことになり、そちらの準備に追われているのです… そんな中、先日の木曜日に恒例の熊野灘沖脚底引き網生
パパラッチ!小さな恋の行方は、、、
今から3週間くらい前のこと。 閉館後に館内の掃除をしていると、アシカチームのおーむら先輩から一本の電話が。 「いま君。円柱水槽で、◯◯してるで。」 僕は掃除道具を投げ捨て、カメラを持ち、 ガン
クリオネのバッカルコーン
まるで蘭の花のようです。何でしょうか? これはクリオネのバッカルコーンです。 普段のハダカカメガイ(クリオネ)はこんな桃尻みたいなかわいい頭部をしていますが、 餌となるミジンウキマイマイを捕食する時に頭部が割れて3対のバ
サンゴイソギンチャクの幼生のようです
前回お伝えしたイソギンチャクの幼生のその後です。 4月4日の夜、コーラルリーフダイビングゾーンの水槽で大量産卵があったものの、親が特定できないまま1ヶ月が経過… 現在、1匹の幼生が生き残っています。 この水槽で飼育してい
コブシメのこどもたちを交代しました
2月に展示を始めたコブシメの赤ちゃんですが、前回の日記でも紹介したように餌の量も増え、どんどん大きくなりました。 まだまだこどものサイズですが、今の展示水槽では狭くなってきたのかスミを吐くようになってきたので、小さいサイ
リプケア復活しました!
今朝、へんな生きもの研究所の見回り中に再発見しました!珍種のクラゲ「リプケア(Lipkea sp.)」です。 泳ぐことなく岩に付着して生活する十文字クラゲの仲間です。 最初の出会いは2015年の5月。発見時のカサの直径は
ウミサボテンはいつから光るのか
ウミサボテンは接触刺激によって青白く光ります。 この光は産まれてからどれくらいの時間が経過したら発行するようになるのでしょうか? 先日、日本で初めてウミサボテンの繫殖に成功しましたが(4/18死亡) 結局光らせることを試