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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ミズダコの近況

7月上旬にミズダコが産卵したと書き込みましたが、メスは今も抱卵中です。

発生状況が気になったので、先日、潜水掃除ついでに観察してみましたが、大きな変化はありません。

果たして無事に発生が進んでいるのか…?少し心配になりました。

そんな中、飼育日記を読んだ女性のお客様に館内でミズダコの卵の状況について尋ねられたと、飼育スタッフのつぼんぬさんから聞きました(私はちょうど別の水槽の潜水掃除中で対応できませんでした)

そこで、あらためてミズダコの卵発生について過去の報告(志摩マリンランドさんで孵化・育成記録があります)を調べてみると、水温14℃の環境下であれば、孵化まで半年程かかり、産卵後60日ほど経過すれば卵の中に朱色の目が確認できるようになると記述されていました。

当館の飼育水温は11-13℃なので、発生速度はもう少し遅いかもしれませんが、どうやら産卵2ヶ月ほど経過しなければ発生の状況はわからないということみたいですね。

今、産卵から1ヶ月経過したところなので、9月ごろになれば状態変化が目に見えるようになるのではないでしょうか。今回の卵が順調に発生しているのであれば、孵化は来年の1月か2月ごろでしょうか。

【飼育研究部 森滝丈也】

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