昨日、紹介した熊野灘で採集した正体不明ナマコを調べてみましたが、どうやらカワラキンコ Hemiocnus tegulata のようです。 瓦のように重なった強固な体壁の骨片が特徴のひとつで、よく見るとなかなか味わい深い
カテゴリー: 08 無脊椎動物
沖合底曳網採集に出かけてきました
昨日は今年初となる沖合底曳網採集でした。紀伊長島の甚昇丸さんにお世話になり、早朝3:30に出港、港に戻ってきたのは19:00近くでした。 今回は比較的浅め(170-220m)だったので、目当ての底性生物はあまり採集できな
最近のオオベソオウムガイの産卵場所
オウムガイの仲間は口の下にある特別な腕をぐぐっと伸ばして卵を産み付けます。孵化まで10ヶ月近くかかるので、できるだけ安全な場所を選んで産卵するためのようです。擬岩の隙間だったり… 水槽の中の仕切り板の隙間をくぐりぬけて隣
ヒガサウミシダにスイクチムシ!
昨日、生物収集で漁師さんからヒガサウミシダをいただきました。さっそく、へんな生きもの研究所のアパート水槽に収容。 そして、よくよく確認すると…スイクチムシが付いているじゃないですか! テンション上がる~(笑)  
パラオオウムガイが交接していました。
オウムガイ類の精子は20㎝以上あるヒモのような精莢(せいきょう)に入っています。オスのオウムガイはその精莢を丸い精包に包んでメスに渡します(交接)。 メスは精包を口の下にあるヴァランシエンヌ器官で受け取ります。受け取った
カセミミズが入館しました。
細長いミミズのような姿をしたカセミミズは貝殻を持たない原始的な軟体動物(貝の仲間)です。決して、カワイイ!とか、一般の方にウケるとか言えませんが、軟体動物の進化を考える上では非常に興味深い存在で、興味深い生物です(私は好
シーアップルって知ってますか?
【シーアップル】という名前の生きものを展示しています。 原色に近いカラフルな体色をしていて、丸っこいのが特徴です。 その外見から、当館のへんな生きもの研究所での解説板では、『派手なリンゴ』と紹介しています^^ 正体は何か
新種ヤドカリスナギンチャク展示しました
先日報道発表したばかりの新種「ヤドカリスナギンチャク」。タイミング良く駿河湾で採集された個体が入手できたので、本日からへんな生きもの研究所で展示公開をはじめました。鳥羽水族館で展示するのは2年ぶりになります。 このスナギ
カミナリイカを展示しました
今年も終わりに近づいてきましたが、この12月に久しぶりにカミナリイカの展示を始めました。 伊勢志摩の海・日本の海ゾーンの3階の水槽にひっそりと仲間入りしました。 なぜひっそりかというと、砂に潜っているからです(この写真は