最近の私の胸を焦がすマイナー生物のひとつがシダムシ。 シダムシはヒトデの体腔内に寄生する甲殻類で、身近な生物だと、フジツボの仲間に比較的近縁です。 今回、研究者との連携で、東シナ海の1種と熊野灘で採集した2種のシダムシが
カテゴリー: 08 無脊椎動物
本日2400日目を迎えました
鳥羽水族館は2007年からこれまでに延べ30匹のダイオウグソクムシを飼育してきましたが、この中で最長の飼育日数記録を持っていたのは、最初に飼育した№1でした(2007.9.9―2014.2.14 飼育日数2351日) №
ヒゲウミシダのヤドリニナ
棘皮動物に寄生するヤドリニナ(ハナゴウナ科)という巻貝のグループがいます。浅瀬でも目にすることができますが、熊野灘の水深300mあたりを曳く沖底引曳網でも何種類か採集できます。ヤドリニナ類はサイズが小さいこともあり、水族
オニダルマオコゼのロクソミトラ
あまりにもマイナーすぎてそれが何なのかを説明するのはなかなか大変ですが、個人的に内肛動物のロクソソマの仲間が好きです。 内肛動物は世界で150種類ほどが確認されているようですが、まだまだ見つかっていない種類も多いようです
キンチャクガニが抱卵しました
2月4日の昼過ぎにキンチャクガニのメスの抱卵を確認しました! 1月25日に飼育日記でキンチャクガニの交尾シーンに遭遇したと書き込んでから、すでに10日も経過しています。 あのときはがっつりと交尾していたのになかなか産卵し
お腹パンパン、メダマウオノシラミ
グソクムシ科のメダマウオノシラミRocinela oculata は熊野灘の底曳網で採集された個体をもとに和名がつけられました。日本以外ではアメリカ大西洋岸やオーストラリア近海から採集の報告があります。 大きな複眼がカッ