へんな生きもの研究所にミカドウミウシを展示しました。 時々見られる泳ぐ姿が踊っているみたいなので、別名は「スパニッシュダンサー」
ウミウシの飼育で難しいのは餌の確保なのですが、このミカドウミウシは水槽内で増殖する網状のカイメン(クラトリナカイメン類)を食べることがわかっているので、時々水槽から採集して与えています。
このカイメンを食べることに気付いたのは今から20年前。色々なカイメンを与えていて偶然発見しました。
反応はすこぶる良好。モサモサと食べる姿は見ているだけで気持ちが良いですね。
ちなみに、自然下では別の種類のカイメンも食べるようですが、餌としてほとんど流通しないため当館ではこのクラトリナカイメンの仲間を与えています。
【飼育研究部 森滝丈也】