鳥羽の見習い漁師さんからベニカエルアンコウを頂きました。体長4㎝ほどで可愛らしいサイズです。さっそく、へんな生きもの研究所のアパート水槽に展示しました。
この水槽はオレンジ系のビタミンカラーでコーディネートしているので、ベニカエルアンコウのイメージにピッタリ。どこにいるかわかりますか?
ところで、今回のベニカエルアンコウにはコブトリジイサン(6/15の飼育日記参照)は寄生していません。
文献を見ると、コブトリジイサン Sarcotaces pacificus の宿主として名前が挙げられているのは、カエルアンコウ Antennarius striatus だけ。元々コブトリジイサンはベニカエルアンコウには寄生しないものなのかもしれません。よく似た姿をしているのに不思議です。
ベニカエルアンコウを展示した水槽は、ミナベトサカがポリプをよく開いています。同居のヒメセミエビもどことなくファンタジーな雰囲気です(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】