先日書き込んだキンチャクガニの続きです。 イソギンチャクを1つしか持たないキンチャクガニが振り上げたのはイソギンチャクを持つ左側のハサミ脚だけ…でしたね。 どれだけ刺激しても、かたくなに右側は上げようとしません。 そこで
投稿者: もりたき
ミカドウミウシが好きなカイメン
ウミウシの話題が続きます。 へんな生きもの研究所にミカドウミウシを展示しました。 泳ぐ姿が踊っているように見えるところから別名は「スパニッシュダンサー」 ウミウシの飼育は餌の確保が難しいのですが、このミカドウミウシは、水
水族館生まれにニハイチュウは寄生するのか?
飼育生物種類数日本一の鳥羽水族館。 飼育できない(でも知って欲しい!)生きものは飼育日記を通じて紹介するようにしています。 そのひとつがニハイチュウ。 ニハイチュウは体長数百μm〜数mmほどの小さな生物で、タコやイカの腎
小さなウミウシを見つけました
朝の見回り中、コーラルリーフダイビングゾーンの水槽で見慣れないウミウシを見つけました。 こちらです。体長4mmほど。 よく見ると近くに卵塊が。産卵中のようです。 見つけたのはチヂミウスコモンサンゴの枝の陰。この褐色のサン
ヒメヒトデから新たなスイクチムシ?
2013年から沖合底引き網漁船甚昇丸さんのお世話になって、熊野灘の生物調査を実施しています。 その調査で見つかったのが、3種のスイクチムシ(ヒトデスイクチムシ科) それで今もスイクチムシを探す日々…(ちなみにスイクチムシ
いろいろなエビヤドリムシ
昨日紹介したエビヤドリムシの仲間ですが、外から見るだけでは何が何だかわからないので、少し補足させていただきます。 膨らんでいる部分にエビヤドリムシが寄生しています。 トゲトサカテッポウエビに寄生したエビヤドリムシは浅海か
エビヤドリムシの仲間が見つかりました
へんな生きもの研究所に新しくベッコウヒカリウミウシが仲間入りしました。 あれ?よく見ると体に何かがついています。 エビです。 共生エビの一種、トゲトサカテッポウエビのようです。 このエビは通常はトゲトサカ(刺胞動物)に共
イソギンチャクを1つしか持たない時、キンチャクガニはどうするか?
へんな生きもの研究所で飼育中のキンチャクガニ。 このカニはハサミ脚(第1胸脚)にイソギンチャクを持ち、敵への威嚇・防御に使います。 通常、両方のハサミ脚でイソギンチャクを持つので、こんな感じに両方を振り上げる防御態勢をと
不明タコの卵 発生中
先月紹介した、熊野灘水深150mで採集された正体不明のタコ。 今もボウシュウボラの貝殻の中で卵を保護しています。 本日、前回(11月28日)からどの程度発生が進んだか確認してみました。 見つけたときは既に発眼していました