現在、へんな生きもの研究所でハリツノガニを飼育しています。 熊野灘の深海底引き網で採集される小型のカニですが、それほど頻繁ではないので、水族館で目にする機会はあまり多くないようです。 現在飼育中の個体は2月の搬入当初から
投稿者: もりたき
オウムガイの、産卵のための腕
先日の宿直明けの朝、ふと水槽を見るとパラオオウムガイ№87が産卵していました。オウムガイの仲間は口の下にある特殊な腕(infrabuccal apparatus)を伸ばして卵を産み付けます。こんな産卵中の姿はあまり見かけ
ハリダシオウギガニにフクロムシ!
先月、熊野灘の底引き網(水深300mあたり)で採集されたハリダシオウギガニを展示しました(へんな生きもの研究所内、「鏡餅ウニ」の水槽で展示)。 甲幅12mmほどの小さなカニですが、よく見ると、腹にフクロムシの仲間が寄生し
珍しいヒトデ・ヤマトイシダタミヒトデが採集されました
先日、ヤマトイシダタミヒトデ Lithosoma japonica Hayashi,1952 という珍しいヒトデが久しぶりに2個体採集されて水族館に持ち込まれました。 このヒトデは最初に見つかってから長い間採集記録が途絶
新しいサンゴを配置しました
3月5日はサンゴの日ということで、サンゴの話題(小ネタ) 先日、魚類取扱い業者から送られてくる商品リストで「ムカシサンゴ」の名前を見つけたので、2つ注文しました。 ムカシサンゴは決して珍しいサンゴではありませんが、当館で
イチゴ似のウミウシが入館しました
今、夢中になっているのは…そう!カーリング観戦(笑) 競技はもちろんですが、気になるのはおやつタイム。 そんなおやつタイムで選手が食べているイチゴにそっくりなウミウシが 、本日へんな生きもの研究所に仲間入りしました。 こ
ダイオウグソクムシの便がありました
みんな大好きダイオウグソクムシ! これは2013年7月に入館した№12。現在飼育中の7匹の中では最古参になります。 代謝の遅いダイオウグソクムシは、水槽内では餌を食べるペースもそうですが、排便のペースも遅いようです(野生
深海ヒラムシが産卵しています
先月熊野灘の水深300mで採集した、沈木の表面に付着していたヒラムシの仲間。体長6mmほど。ヒラムシの仲間はプラナリア(淡水産)が有名ですね。 どことなく春っぽい色彩で結構美しい姿ですが、今のところ種名は不明です。 小さ