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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

シロフジツボ、アカフジツボ、白いアカフジツボ

当館のキャッチフレーズは飼育生物種類数日本一(1200種)ですが、これはお客様だけでなく、当館で働きたいと希望される学生さんにとっても魅力の一つになっているようです。

へぇ~…というわけで今回はフジツボの話題です。決してフジツボ好きの方がいたというわけではありませんが(笑)

こちらはムカシフジツボ科の「シロフジツボ」

本州中部以南の浅海に生息することが知られていますが、意外と深い場所でも採集記録があるようです。

この個体は5月の底引き網採集で水深150mから採集したもの。こんな水深からフジツボを採集したのは初めてです。

さて。

シロがいればアカもいる、といういうことで、こちらは超普通種の「アカフジツボ」

水族館の目の前で採集(拾いました)。

面白いのは、このアカフジツボは時々白い個体が見つかること。

こちらが一緒に採集した白い「アカフジツボ」です。

シロフジツボ、アカフジツボ、白いアカフジツボはへんな生きもの研究所で展示しています。

ちなみにフジツボはエビやカニとおなじ甲殻類なので、脱皮をします。

さきほど、見回り中にアカフジツボが脱皮して、脱いだ殻が水中に漂っていました(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

 

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