イッスンボウシウロコムシの生態はまだまだ解明されていないことが多く、例えば、深海で何を食べているかも明らかになっていません。 本種はイソギンチャクと共生するヤドカリから見つかるので(矢印)ヤドカリまたはイソギンチャクの組
投稿者: もりたき

アマモ水槽のタナイス
鳥羽水族館は飼育生物種類数日本一をうたっているので、メジャーなものからマイナーものまで色々と飼育しています。 私が担当するのはマイナー生物がほとんどなので、この日記で紹介しないとほとんど誰にも気付いてもらえません… 今回
タカアシガニのグルーミング
夕方の見回り中、グルーミングをするタカアシガニを見かけました。 特に珍しい光景ではありませんが、無心に身繕いする仕草は見ているだけでほんわかとした気持ちになりますね。 長いハサミ脚(鉗脚)を使って長い歩脚のあたりをチマチ
イッスンボウシウロコムシが引っ越しました
3月に新種記載されたイッスンボウシウロコムシ。メスの背中に小さなオス(矮雄)が共生します。 現在、へんな生きもの研究所では水槽内に設置した小型水槽に隔離して2匹を飼育していますが(オスの存在は未確認)、前回お伝えしたよう
カガミモチウニの性的二形
去年、当館の年報で和名を提唱したカガミモチウニですが、最近、いくつかの水族館でも「カガミモチウニ」の名前で展示されるようになってきたようです。名前が少しずつ認知されてきたのは、嬉しいですね。 カガミモチウニはウニの仲間と
イッスンボウシウロコムシ№8
3月に新種デビューしたばかりのイッスンボウシウロコムシ。 熊野灘の漸深海帯に生息し、ジンゴロウヤドカリが背負う貝殻(ヒメキンカライソギンチャクも共生)から見つかることが多く、メスの背中に小さなオス(矮雄)が隠れる興味深い
サンゴ水槽をLED照明に交換しました
エントランスホールにある、完成から今年で18年を迎えるサンゴ水槽。 ここで展示しているサンゴ(造礁サンゴ)は体内に褐虫藻を共生させているので、光合成をおこなって成長します。そこで、これまでこの水槽では照明に高輝度のメタル
カガミモチウニが産卵した!
いやぁ、昨日は興奮しました!カガミモチウニの話題です。 カガミモチウニはメスの上にオスが乗る興味深い習性を持つ深海のウニで、自然界では水深300mあたりで海底に沈んだ木を食べて暮らしています。2匹が重なるのはおそらく繁殖
ヒョウモンダコ紋次郎の近況
去年の11月からへんな生きもの研究所でヒョウモンダコ(名前は勝手に「紋次郎」と呼んでいます)を飼育しています。 これまでに飼育したヒョウモンダコはどれもエビやカニなどの活餌しか食べない印象でしたが、この紋次郎は解凍したオ