昨日、コーラルダイビングゾーンで飼育中のタバネサンゴが11回目の誕生日(2010.7.10孵化)を迎えました。
このタバネサンゴは和歌山県の串本海中公園センターさんで繁殖したものを譲り受けたものです。
生まれたばかりのタバネサンゴのプラヌラ幼生はゴマ粒のような姿で、しばらく海中を泳いで適当な場所に着底します。着底後は一つの小さなイソギンチャクのような姿(ポリプ)をしていますが、次々と分裂してポリプの数を増やし、群体は成長していきます。
実は2020年から水槽照明をメタルハライドランプからLEDに変更したのですが、順調に成長しているようで一安心です。
今年もタバネサンゴの成長を調べるため、過去の画像にパソコン上で彩色して比較してみました。
最初は1つだったポリプが分裂して…独立。
その後どんどん分裂。場所によって分裂頻度が異なるようです。
こうやってポリプをマーキングして比較してみると、水槽内でどのように分裂・成長したかよくわかりますね。
【飼育研究部 森滝丈也】