画像は1月10日に底曳き網で水深170-220mあたりで採集したチュウコシオリエビとホソウミヒバあたりのヤギ類(白い樹状のもの)。現在、へんな生きもの研究所で展示中です。
何かが付いている気配がしたので、意気揚々と持ち帰ったホソウミヒバでしたが、実は最近、目のピントが合いにくく、肉眼では何が付いているのかよくわかりません…(笑)
心の目では、クモヒトデの仲間かな?と予想していました。
拡大すると…
おぉ!クモヒトデはクモヒトデですが、腕が分岐しないテヅルモヅルのグループのようですね。盤径1-2㎜ほど。
自力ではここまでしか判別できなかったのですが、研究者からAstrothrombus chrysanthi (和名なし)あたりのコブモヅル亜科の一種だと教えてもらいました。
ちなみに学名を書くとその読み方を聞かれますが、片仮名読みすれば「アストロスロンブス・クリサンティ」でしょうか。
私は元々モヅル好きですが、このコもなかなかカッコ良いですね。肉眼では見えませんが。
私自身、この仲間(コブモヅル亜科)を採集するのは今回が初めてです。
このコも入れてへんな生きもの研究所では、現在、3種類のテヅルモヅル類を飼育しています。
【飼育研究部 森滝丈也】