いつもお世話になっている菅島の漁師さんからスナホリムシの仲間をいただきました。
体長1.5㎝ほど、ダイオウグソクムシやオオグソクムシと同じスナホリムシ科です(属は異なりますが)
ダンゴムシっぽい…
夜になると砂の中から泳ぎ出て漁網の鯛などを食い尽くす迷惑なムシだそうですが、なかなか可愛い面構え。
良いですねぇ。活発に泳ぎ回っています。
今朝、同僚を通じて漁師さんから「そんなムシがいるけどいる?」と聞かれた時、ニセスナホリムシCirolana harfordi japonica かと思ったのですが…どうも違うようです。
顔アップ
腹尾節後縁に10本のトゲ(棘状刺毛)があります。確かにこの特徴はニセスナホリムシとは違うなぁ。
浅海のスナホリムシなので、おそらく既知種であろうと思われますが、種名は判らないので…とりあえず宿題、調べてみます。
…どうやらヤマトスナホリムシNatatolana japonensis のようです。
それと、もうひとつ。こんな謎生物も頂きました。
何これ?格好いい!どうも多毛類(ゴカイの仲間)の棲管のようですが。
でも何だろ、このトゲ。
(残念ながら本体は消失していました)
この謎生物の解明も「宿題」ですね。