オウムガイ類の交接時間は比較的長時間(数時間~)に及ぶ、との報告があります。それなら交接中の個体を見かける機会は多いように思えますが、実際のところ、当館では交接を見かける機会はあまりありません(特にパラオオウムガイ) 受
カテゴリー: 08 無脊椎動物
ヤドカリの貝に居候する生物
先日の宿直の晩のことです。 へんな生きもの研究所の見回り中にタンカクヒメヨコバサミ(6月に底引き網で採集)が背負う貝殻… …の中に正体不明の等脚類(ダンゴムシ、オオグソクムシの仲間)を見つけました。 種類を特定しようとし
Water Bear
7月14日から始まった夏イベント「これウソ・ホント!? もっとへんな生きもの夏スペシャル」でクマムシを2年ぶりに展示していますが、ヨコヅナクマムシの準備数(冷凍庫で休眠中)が少ないため、急遽、別のクマムシもスカウトするこ
タバネサンゴのポリプの増え方
前回の飼育日記で書き込んだタバネサンゴのポリプの成長について、少し解りにくかったかもしれないので補足です。 これは2016年と2018年にタバネサンゴを上から撮影した画像です。 改めて5つのポリプに印をつけて比較してみる
タバネサンゴ 孵化から8年経過しました
コーラルダイビングゾーンで飼育中のタバネサンゴが誕生から8年経過しました(和歌山県の串本海中公園センターさんで2010年7月10日に孵化) タバネサンゴの卵はゴマ粒のようなプラヌラ幼生となり、しばらく海中を泳いだあとに適
ヨコヅナクマムシを展示しました
本日、7月14日からへんな生きもの研究所において夏イベント「これウソ・ホント!? もっとへんな生きもの夏スペシャル」が始まりました。 このイベントでクマムシ(ヨコヅナクマムシ)を2年ぶりに展示することになりました。 体長
前半部を脱皮しました
6月19日に後ろ半分だけ脱皮したオオグソクムシのその後です。 以前にもお伝えしましたが、オオグソクムシは「二相性脱皮」をするので、まずはじめに後半部を脱皮します。その際、なぜか脱皮する方ではなく前半部が白く変色しますが、
ミズダコ メス同士の戦い
ミズダコは気性が荒く、複数で飼育すると争うことがよくあります。複数飼育する場合、当館ではほぼ同じサイズのオスとメスを同居させますが、この組み合わせだと上手くいくようです(オス同士だと相手がボロボロになるまでケンカをします
キンチャクガニの立ち姿
ちょっとした依頼があり、今、キンチャクガニの魅力について考えています。 キンチャクガニはハサミ脚に持ったイソギンチャクを振り上げる姿が有名で、この姿がチャームポイントだと個人的にも思っていますが、よく見るとただハサミ脚を