先日は、ヒョウモンダコ好きの女子高校生と話す機会がありました。向学心あふれる熱心な学生さんで、同じ生物部の男子2名を従えたドリカム状態(表現が古いか)。
あいにく、ヒョウモンダコの展示は終了していましたが、館内の色々なタコを見学してもらってタコ談議に花が咲きました。
へんな生きもの研究所では、深海底曳き網で採集した正体不明のタコを紹介するなど。
あらためて気付いたのですが、今、館内は何気に「タコ充」です。
一般公開はしていませんが、予備水槽には未記載種のアカシマダコ(仮称)がいますし、
別の予備水槽には漁師さんから頂いたサメハダテナガダコがデビュー待ち(するのか?)
もちろん展示水槽やタッチング水槽には定番のミズダコ、マダコもいます。
あと、標本展示になりますが、現在、開催中の企画展「大発見!ワクドキ深海アドベンチャー ~熊野灘から見る深世界~」の標本コーナーには…
4月に熊野灘の水深600mあたりの中層で採集したオスのカンテンダコ標本も(かわいい生時の姿はトップのアイキャッチ画像を見てください)
本種は中層を浮遊する深海性のタコで、メスは体長4mにも達することもあるという巨大種(ミズダコに次ぐサイズ)ですが、オスのサイズは小型で30㎝ほど(矮雄)。
オスの大きな特徴は、交接腕が目の下に隠れているため一見すると7本腕に見えること。この標本も7本腕がわかるように展示しています。
【飼育研究部 森滝丈也】






