へんな生きもの研究所のアパート水槽にコツノキンセンモドキを展示しました。 熊野灘の沖合底曳き網でよく採集できる可愛いカニですが、なかなか解説ラベル付きの展示生物扱いにはなりません。 7-8月は深海生物の入手が難しいので、
カテゴリー: 08 無脊椎動物
ヒメケブカ・オオケブカ
予備水槽にいたヒメケブカガニ3匹をへんな生きもの研究所のテンプライソギンチャク水槽へ移動しました。 ヒメケブカガニはケブカガニ属の小型種(ケブカガニ=毛深い蟹の意)で、岸壁のカキ殻の中や磯の岩陰でごくごく普通に見かける普
鳥羽の名が付く深海生物
先日、夏休みの宿題ということで、新種生物の名前の由来(なぜそんな名前がついたのか?)について質問を受けました。 質問者が小学1年生だったので(お母さんと一緒でしたが)説明するのがなかなか難しかったのですが、何とか伝えられ
カガミモチウニ・お見合い大作戦
カガミモチウニはメスの上にオスが乗る興味深い習性を持つ深海のウニで、自然界では水深300mあたりで海底に沈んだ木を食べて暮らしています。 …のはずが、今、へんな生きもの研究所のカガミモチウニは全く重なっていません。これだ
ウミウシ摂餌コレクション2
皆さん、こんにちは。自称カイメンハンターこと、にしおかです。 今回は、前回のウミウシ摂餌コレクションの続きとなります。 さて、まず始めに紹介するのは 鳥羽水族館のある水槽の白いカイメンを食べているミゾレウミウシです。 ミ
オオカイカムリ→カイカムリ
へんな生きもの研究所のレギュラーメンバー「カイカムリ」は、どこかテディベアっぽい雰囲気のモフモフなカニの仲間です。 全体的に地味な印象は否めない。 ですが、なぜかハサミ脚の先端だけは鮮やかなピンク。マニキュアをしているみ
深海の珍イソギンチャク
先日紹介した、水深200-500mで採集した泥岩から出現した謎の小さなイソギンチャク。 早速、イソギンチャク研究者から該当する可能性のあるグループ(科レベル)を教えてもらいました。種類は特定できていませんが、なかなか興味
コブヒトデと砂の小山
先日、サンゴ水槽で面白い光景に遭遇しました。コブヒトデの横に連なる… 小さな砂の小山が3つほど。 実はこれ、コブヒトデの食事の痕跡なのです。 ヒトデの胃は幽門胃と噴門胃に分かれていて、餌を食べる時に噴門胃を体の外に出して