先日、カガミモチウニを見たいという5歳ぐらいの女の子から呼び出しがありました。
すぐにインフォメーションに向かい、ご両親と一緒にへんな生きもの研究所へ案内し、この日に重なっていたのは1組だけでしたがカガミモチウニを見て頂きました。
それにしても、カガミモチウニを見たい!と呼び出されたのは今回が初めてだったかも。それも5歳の女の子。
どうやってカガミモチウニの存在を知ったのか不思議ですが、徐々にカガミモチウニの存在が世間に浸透してきているとしたら「名付け親」としては嬉しい限りです。
今日は2組目が重なっていました!↓↓
こちらは最初から重なっているペア。ずっと重なり続けています。かわいい。
このメスの上にオスが重なる不思議な習性は水族館の飼育を通じて明らかになったもの。キャッチーな和名が付けば認知度はより高くなるだろうとの目論みもあって、水族館の年報で生態報告と和名提唱をしました。
動物の和名はその姿形から名付けられるケースが多いですが、カガミモチウニのような生態にちなんだ和名は、彼らの暮らしぶりも感じられるので私は好きです。
【飼育研究部 森滝丈也】