昨日の閉館後、経過観察を続けていたオオグソクムシが脱皮をしました。
オオグソクムシをはじめとするダンゴムシの仲間は、まず体の後半部を脱ぎ、しばらくしてから前半部を脱ぐ「二相性脱皮」をおこないます。前半部がどんどん白くなっていきますが、まず脱ぐのは後ろ半分。その後、前半部を脱皮します。
これは後半部の殻の成分(カルシウム?)を一旦、前半部に移動させ、無駄なく殻を脱ぎ捨てるためでは?と推測しています。
前半部の脱皮もうまくいくと良いのですが…。特にこの個体は目に大きな傷があるので、脱皮で修復して欲しいと思っています。
【飼育研究部 森滝丈也】