私の好きな生物のひとつが内肛動物。
とりわけ単体性のロクソソマ科が好みで、見ているだけで癒されます。へんな生きもの研究所で飼育しているのはロクソミトラ属とロクソソメラ属の2種。
ちなみに「ロクソミトラ」で画像検索すると、面白いですよ。画面のほとんど全部が鳥羽水族館の画像という結果に…(笑)
さて。
先日、死滅しそうだと書き込んだオニダルマオコゼ水槽のロクソミトラ属の一種は、魚体から移動してガラス面に付着した個体が順調に成長して復調の兆し。
昨日の午前中に餌の珪藻を与えましたが、夕方に見ると、胃と肛門が緑色に染まっていました。
順調に食べているようです。かわいいなぁ。
高さ1mmほどなので肉眼での観察はかなり困難ですが…
暗闇にともる緑色の灯りのような…見ているだけで癒されます。
「内肛動物」触手冠の中に口と肛門があるのでこの名が付きました。
触手に生えた繊毛で水流を作り、珪藻などを餌にしています。
肛門の方が色味が強いですね。
午前中与えた餌は半日ほどで肛門に達するのかも知れません。
順調に成長して、またオニダルマオコゼの体表に戻ってくれれば良いのですが。
【飼育研究部 森滝丈也】