先日、コーラルダイビングゾーンに入ってすぐの水槽でプテラポゴン・カウデルニーの稚魚を2匹見つけました。
このプテラポゴン・カウデルニー(以下、プテラポゴン)はインドネシアのサンゴ礁域に生息するテンジクダイ科の一種で、水族館ではよく見かける種類です。
プテラポゴンの親魚は受精卵を口の中に入れて孵化まで保護する習性があり、どうやら今回の稚魚も生まれたばかりのようです。
きっと何匹か一緒に孵化したはずですが、ざっと探しても周囲には見当たらず…。もしかしたら兄弟は水槽に同居する他の魚に食べられてしまったのかもしれません。
このまま放置しておいても同じように襲われてしまうと思われたので、ひとまず稚魚は回収して同じゾーンにある小型水槽に移動しました。
手前が生まれた水槽、奥の段に並んだ水槽が引っ越し先です。
引っ越し先の水槽で大きく育って欲しいですね。
以上、年に1回程度しか書かない魚ネタの飼育日記でした(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】