昨年10月に入館したパラオオウムガイ6匹は展示水槽の中央の区画で飼育していましたが、先日、右側のオウムガイと入れ替えました。
合わせて、入館以来予備水槽で管理していた4匹も展示水槽へ移動したので、パラオオウムガイ10匹全てをご覧頂けるようになりました。
これでオオベソオウムガイと当館で孵化したオウムガイP162とを入れて総勢28匹。
そう言えば、オウムガイを引っ越しさせる際、オウムガイをプラスチックのザルに一旦ひとまとめにしたのですが、となりの水槽に移すとすぐにオスがメスを抱きかかえはじめました。
やはりオスとメスが集合すると、それをきっかけにして交接開始する場合が多いようですね。
例えば、自然界では餌に集まって来た時に交接が始まるのが観察されています。繁殖のために時々密接させるのも効果があるかも…
さて。
ちょうどそんなタイミングで、先日は小さな男の子がお母さんと一緒に来館してくれました。
前回の来館時には私が休みで対応できなかったのですが、オウムガイ3種の見分けかたについて聞きたかったようです。
ひととおり説明して、その他にもいろいろお話しすると、最後に男の子は自分が描いた絵を一枚、スケッチブックからはずして私にプレゼントしてくれました。
よく描けていますね。カワイイです(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】