へんな生きもの研究所で飼育中のメナガグソクムシを久しぶりに掘り出してみました(笑)
グソクムシ科のメナガグソクムシは一時寄生性で、魚の体表に取り付いて体液を吸い、満腹になれば魚体から離れて海底に落ちて消化を待つという習性を持ちます(ちなみにオオグソクムシはスナホリムシ科になるので別のグループ)
どうやらお腹がいっぱいになると砂の中に潜るようで、普段は水槽の底砂の中に隠れているのでまるっきり見ることができません。
そこで、時々掘り返して生存確認をしてみることにしています。
現在飼育中のこの個体は今まで入館した中で一番調子が良くて、5月の採集からもう7ヶ月経過しました。
隠れているんじゃ、全く「展示」になりませんが、それが調子が良い理由かもしれません。
お腹いっぱいの今は餌を与えていませんが、いつの日か食べてるようになったら、餌は…?
アカムツ(魚)やサメの体液を吸うとの情報もあります。
そういった行動も水槽内で再現できれば良いですね。
ちなみに同居のオオグソクムシは餌(キビナゴ)を食べています。
【飼育研究部 森滝丈也】