ヒトデが死ねば中身をチェックするのがルーティン。
ヒトデの寄生虫であるシダムシやスイクチムシを探すためですが、今朝も沖合底引き網で採集したウデナガゴカクヒトデの中身をチェックしました。
何度かブログで紹介していますが、このヒトデにはシダムシもスイクチムシ(共に未記載種)も見つかっています。ところが寄生率はかなり低くて、今日まででヒトデ143匹のうちシダムシがいたのは1例、スイクチムシは8例のみ。
今日はウデナガゴカクヒトデが5匹死んでいたのでいつものように中身を確認。
超レアなシダムシの出現を期待しつつ…
1匹目…×、2匹目…これまた×
あぁ、また全部いないかも、と思いながらの3匹目。
ヒトデからスイクチムシがこんにちは!しました。
パッと見ただけでいつものスイクチムシだとわかります。これでスイクチムシ9匹目ゲットですね。
ところが…続く5匹目のヒトデを開けて腰が抜けそうになりましたよ!
ヒトデを開いてすぐにスイクチムシが目に飛び込んできたのですが…え?これ誰?
最初こそ、耳掃除していて大きな耳アカが取れたようなプチ興奮でしたが、しばらくすると、まさか…と興奮が大きくなってきました。
これ全然顔つきが違う…いつもと違う種類じゃないか?
もうドキドキが止まりません。
これまでに同じヒトデから異なるスイクチムシが見つかったことはありません。これはもしかしたら大発見か。
研究者に問い合わせてみたいと思います。
うわぁ~!と、かなり興奮しています(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】