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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

コブシメが産卵しました

みなさん、こんにちは。もう今年も年末、早いですね。

先日、コブシメの展示を知らせる日記でオスとメスの区別がつきにくい、4個体中3個体はオスであと1個体がまだ分からないと書いたのですが・・・。

その雌雄不明の1個体が12月の中旬ころから産卵しました。

手前がメスです。産卵中はオスが寄り添っていることが多く、他のオスも後ろでソワソワしています。

直径1.5~2.0cmほどの卵を岩やマメスナギンチャクのすき間に一つ一つ産み付けています。

毎年、コブシメは雌雄の区別がつかない時期に予備水槽から展示水槽に移動させるので、メスが1個体いてとりあえずひと安心だったのですが、次は卵の発生が進んでいるかどうかが気になるところです。

先週、卵を回収して予備水槽に収容しました。

コブシメの卵は産み付けられてすぐは白色ですが、2~3週間経つと透明になって中身が見えてきます。

回収したときに3個ほどすでに透明になっている卵があり、発生が進んでいることを確認できました。この写真だと右上の卵がよく中身が見えています。

うまく発生が進めば、卵は50日ほどで孵化します。次は無事に産まれてくれるかどうか。

最近は、透明になってきた卵がないかどうか、ただただじーっと卵を見つめるのが毎日の楽しみになっています。

【飼育研究部 つぼんぬ】

 

 

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