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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

いろいろなエビヤドリムシ

昨日紹介したエビヤドリムシの仲間ですが、外から見るだけでは何が何だかわからないので、少し補足させていただきます。

膨らんでいる部分にエビヤドリムシが寄生しています。

トゲトサカテッポウエビに寄生したエビヤドリムシは浅海から採集されましたが、熊野灘の水深300mあたりからも未知のエビヤドリムシが何種か採集されています。

こちらはその中のひとつ、ヒゲナガエビから見つかったエビヤドリムシの仲間(矢印)。甲羅を少し開いて見やすくしています。

エビだけではなくカニやヤドカリの仲間からも見つかります。

こちらはイバラガニから見つかったエビヤドリムシの仲間(矢印)。珍しく2個体が寄生していました。

ちなみに、イバラガニはカニではなくヤドカリの仲間(ややこしい…)

こちらはヒラアシクモガニから見つかったエビヤドリムシの仲間。取り出すとこんな姿しています(種類によって姿は様々ですが)これを見ると、等脚類(ダンゴムシの仲間)なのがよくわかりますね。

鰓室ではなく、ヤドカリの腹部に外部寄生するグループもいます。

こちらはジンゴロウヤドカリから見つかったヤドカリノハラヤドリAthelges takanoshimensis

【飼育研究部 森滝丈也】

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