釣りバカ飼育員つじです。
9/15に産卵したウミサボテンの卵のその後です。
産卵から2日後にプラヌラとなった続きからです。
丸2日たった48時間後には、
端と端で色に違いが出てきました。おそらく左の濃い部分がポリプとなるところです。
ということは、薄い方が柄部(砂に潜っていくほう)か。。
シャーレを側面から見てみました。柄部となるであろう薄い部分を重力方向とは逆にして、
回転している様子がうかがえました。
そして3日目60時間後
ついに着底をしました。(シャーレ側面から撮影)
柄部の先端ではなくて中央よりの部分で粘着質の物質を出しているのか、張り付いていました。
3日目72時間後
この時期になると柄部の伸縮(膨張収縮)運動が活発に見られます。
そして、4日目84時間後
ついにポリプが開きました。こんなに小さくても立派に8本あって、八放サンゴであることが分かります。
全長約5.0mm
急激な光を嫌うのか、光を当てるとポリプが縮む様子が見られました。
5日目
骨軸が観察できないか?と思ったのですが、ウミサボテンのは小さいからか見られず。
このタイミングで初給餌。
試行錯誤しましたがアルテミアへの反応がよいみたいです。
ちなみに反応というのは、ポリプにアルテミアが接触すると、捕まえようと萎みます。
6日目
ポリプが長くなったように感じます。
この時点で、採卵数を分母とすると生残数は約3割といったところでしょうか。
今後もまた更新できたらと思います。
上手く育ってくれよー。
飼育研究部 辻 晴仁