先日15日、中秋の名月の夜。
ダイオウグソクムシ13号の状況を確認しようとへんな生きもの研究所に来て、気がついたのがウミサボテンの産卵!
13号を見に来なかったら気がつかなかったはず。
ラッキーでした。
辻君がウミサボテンの飼育・展示に力を入れているので、このまま上手くいって欲しいなぁ。
ぜひ頑張って下さい。
さて。
土曜日の夜は宿直だったのですが、ミノエビが死んでいることに気がつきました…
状態良く、餌も食べていたのにいきなりです。
このミノエビには鰓腔内にエビヤドリムシが寄生していたのですが、見ると、こちらは生きています。
でも、宿主が死んだので、こちらも時間の問題でしょう。
一晩様子を見て、標本に固定しました。
エビヤドリムシの産卵のタイミングとミノエビの脱皮とは関係があるのでしょうか…?気になります。調べてみたいと思います。
こちらが取り出したエビヤドリムシの雌(腹側)で、右側にいるのが雄。
見ると、雌の腹卵葉で囲われた部分に卵がたくさん入っていました。
そして、雌に腹部にくっついていた小さな雄。
エビヤドリムシはダイオウグソクムシと同じ等脚類です。
【飼育研究部 森滝丈也】