以前はさほど興味のなかったイソギンチャクですが、最近 少し興味が出てきました。
深海底引き網では何種類か採集できますが、先日 水深400-350mから見つかったイソギンチャクはこれまでに見たことが無い種類。
採集できたのは1匹だけでしたが、よく見かける、足盤で岩などに付着しているタイプではなく、キュッと体壁を縮ませた姿は「どんぐり飴」のよう(笑)
翌日、展示水槽に入れてみたのですが、水槽に横たわったままで触手は伸ばさないまま2日経過…
こういうイソギンチャクは砂に埋まって生活しているものだよな、と本日 朝一番で砂の中に立ててみると、ほどなくして触手を伸ばし始めました!
どことなく、プーさんに出てくるピグレットに見えませんか?
その後、ときおり状態変化を観察していましたが、7時間経ってもあまり変化なく…
こうやって見るとなかなか特徴的で魅力的なイソギンチャクです。種類は(毎度のことながら)不明…。
調べてみます。
明日はもう少し触手を開いていてくれるでしょうか?あるいは…
へんな生きもの研究所のヨロイウミグモ水槽でひっそりと公開中です。
【飼育研究部 森滝丈也】