先日の深海底引き網採集ではありませんが、同じタイミング、海域で採集されたホヤが入館しました。
深海のホヤと言えばオオグチボヤが有名(比較的ね)ですが、これもなかなかユニークな姿。
長い柄の先に本体がぶらさがった格好。
ホヤ研究者に問い合わせたところ、ツリガネボヤ属Culeolusのようです。なるほどのネーミング。
日本近海には同属の紛らわしい種が2種いて、内部構造がわからないと種類までは判別がつかないようです。
今は、へんな生きもの研究所のオオグソクムシ幼生とムラサキヌタウナギ卵の展示水槽で同居していますが、展示終了後に形態観察、DNA解析等をして種名を判別する予定です。
【飼育研究部 森滝丈也】