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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

クマムシ人気に嫉妬する

3月になって水族館を訪れる若いお客様の姿が増えてきました。

そのためか、へんな生きもの研究所で「もりたきさんですか!」と久しぶりに2日続けて若い方に声をかけていただきました。

ありがたいことです。

 

声をかけていただくのは、もちろんダイオウグソクムシ生放送があったからで、さすが「マイナーなムシ」のメジャー選手。

そのダイオウグソクムシに並ぶ人気者が、先日の日記でもお伝えしたクマムシです。

 

クマムシのぬいぐるみ、なんてのもあります。(私のデスク散らかりすぎ…)

こちらが、ぬいぐるみのモデルになった実物のヨコヅナクマムシ。クマムシ博士さんに分けていただいたものです。

ただいま飼育・展示を模索中(現在はまだ展示はしていません)

以前、お客様からクマムシを展示してほしいと要望を受けたこともあるほど。人気ありますね、クマムシ。

普段、私が顕微鏡をのぞいていてもほとんど声をかけてこない若いスタッフも、クマムシを観察していると知ると「ちょっと見せてください!」と寄ってくるほど。

乾眠状態のクマムシを水に浸すと10分ほどでモゾモゾと動き出す、その姿にうぉ!と歓声が上がるほどの好反応。

モジモジ動く姿は実にカワイイ。

私自身は全ての無脊椎動物(ホネのないヤツら)を等しく愛しているつもりですが、何でしょうこのクマムシのメジャー感は(笑)

名前や習性が世間に浸透しているからかなぁ。

 

日記に頻繁に登場させているニハイチュウやコケムシ、ヒラムシ、ロクソソマ(これなんか日本語の総称すら無いし…)なんて、マイナー過ぎて「ナニそれ?」なのに…(笑)

 

やはりここは、グソクムシとクマムシに牽引してもらって彼らの認知度もアップさせていかねば。

それが私の務めですね。

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