深海の鏡餅ウニPrionechinus forbesianusの続編。
土曜日の夕方に№7を捨てて№1の上に乗った№6…その後どうなったのか気になります。
休みをはさんで月曜日の朝。水槽を見ると…
おぉ!元サヤに戻っている!日曜日に何があったのでしょうか。
【もう一度試してみる】
行動が気になるので、今朝も隣り合わせにしてみました。
【移動しない!?】
ところが…あれ?今回№6は移動しないぞ。下方に向いていた棘が水平になったので反応はしているみたいだけど。
おまけに…微妙にお互いのペアが離れていくじゃないか。どゆこと?
【上のコがいなけりゃいいのか?】
けん制し合っているのか?じゃ、№2を取り除いて遠くに放置してみれば、どうなる?
どうだ№6、邪魔者はいないぞ。
無造作に放置される№2(距離にして6㎝ほど先)最初はひっくり返っていました…
【涙を誘う展開】
邪魔者が消えれば№6は№7を乗り捨てて№1に移動するはず。そう思っていたら意外な展開。
あれ?放置された№2がものすごい勢いで戻ってきた。普段ほとんど移動しないからこれはかなり尋常じゃない速度。№1目指してウニまっしぐら!
【そして再会】
放置された№2の慌てっぷりと言ったら…ハハハ、いや、笑えない。なんだか涙が出てきたよ。
ゴメン№2…そして感動の再会。この間わずか7分ほど。
【そして元サヤに】
結局、隣に相手のいないウニを用意しても№6は移動しなかった。№2は大慌てで元いた№1に戻っていくし、何なんだろ、この行動。てか絆?
謎の行動を解明するには、さらなる実験をしてみる必要がありますね。
注意)「元サヤ」の表現や、便宜上、重なった状態を「ペア」と表記したりしていますが、この重なり行動が繁殖に関係するものかどうか未だ明らかになっていません。上下が雌雄かどうかも確認できていません。繁殖行動とは関係がない行動(保育行動など)の可能性もあります。