どこからかやってきたアカエラミノウミウシ一匹を予備水槽の中で見つけました。 背面の赤い突起が美しくよく目立ちます。水温が下がる冬場に姿を見かけることが多いようです。 せっかくなのでへんな生きもの研究所で展示することにしま
カテゴリー: 08 無脊椎動物
パラオオウムガイがそろそろ…
これまでに何度かお伝えしていますが、現在、パラオオウムガイの卵(胚)が発生中です。卵から幼殻がすっかり見えています。 昨日も社長や広報担当から、もうそろそろ孵化が近いんじゃ?とたずねられましたが、どうでしょう…?私は12
擬岩から24号が移動しました
10月の「55時間生中継」中にサンマを40gを摂餌したダイオウグソクムシ24号(メス)が、放送後終了後に擬岩の中に隠れて「休憩状態」になった。以前から擬岩の中にどのぐらいの時間ひそんでいるものなのか気になっていた飼育員(
ツノモチダコのニハイチュウ4種
ニハイチュウは体長数百μm〜数mmほどの小さな生物で、タコやコウイカ類の腎臓(腎嚢)中で栄養豊富な尿を餌に生活しています。 2013年から大阪大学の古屋先生と熊野灘のニハイチュウ類を調査していますが、イカ・タコごとに異な
テンプライソギンチャクの増え方
先日、石川県(和倉温泉)で開催された水族館技術者研究会でテンプライソギンチャクについて発表してきました。 テンプライソギンチャクとはカイメンと共生する珍しい生態を持つイソギンチャクで、2006年に神奈川県三浦市の磯で初め
今度はフクロムシが孵化しました
先日お伝えしたエビヤドリムシとフクロムシに寄生されたオオシロピンノの話(まだ続きます)。 背甲のコブ(エビヤドリムシ)からエピカリディア期幼生が孵化したことはお伝えしましたが(全長0.2㎜)↓ 今日見ると、今度は腹側に抱
パラオ胚とグソク24号の近況
先月からお伝えしているパラオオウムガイの卵(胚)の発生状況です。10月22日に卵殻の隙間から見えていたオウムガイの殻(胚殻)が…今ではこんな感じ(11/16撮影) 卵の向きを変えてみました。 かなり成長しているのがわかり
いきなりエビヤドリムシ幼生
先日お伝えしたエビヤドリムシとフクロムシに寄生されたオオシロピンノは私の机の上で飼育中です。 右側のコブの中身がエビヤドリムシのメス(オスの姿も見えています)ですが、小さなオスが時々メスから離れて歩き回る姿も観察できまし
セノテヅルモヅルのモヅ子
今回は、残念なお知らせです。へんな生きもの研究所で飼育中だった「モヅ子」が死亡しました。 へんな生きもの研究所では水族館近くの菅島沖で採集したセノテヅルモヅルを展示していますが、大きな個体(成体)に小型のセノテヅルモヅル