鳥羽水族館では青いザリガニ(ブルーマロン)と茶色のザリガニ(ブラウンマロン)を飼育展示しています。
この青いザリガニの前で、よくお客様から尋ねられることがあります。
「このザリガニも茹でたら赤くなるの・・・?」です。
確かに気になりますよね。
それでは実際に茹でてみましょう。
生きているザリガニを茹でるわけにはいかないので、脱皮殻(ハサミ)をつかいます。
(茹でる前は青色です)
では、茹でてみます。
はい、ちゃんと赤くなります。
これは、殻の中にある”アスタキサンチン”という赤・橙色の色素がタンパク質と繋がっており、その状態では違う色をしています。
しかし一度茹でるとタンパク質と離れて、元のアスタキサンチンの色が出てきます。
ですからブルーマロンもブラウンマロンも茹でると赤くなります。
【飼育研究部 せこ】