去年12月20日に孵化したパラオオウムガイB2(Nautilus belauensis 2番目の孵化個体)が先日無事に100日齢を迎えました。
孵化直後からの成長の過程はこんな感じ。
2017年10月に入館したパラオオウムガイ達が産んだ34個の卵のうち、無事に孵化したのが12個。これまでのオウムガイやオオベソオウムガイの孵化率(10%程度)と比べてかなり高い孵化率だったので、期待は大きかったのですが、やはりその後の飼育は難しく…今は5匹が残るだけとなりました。
その中で100日を通過したB2。まだまだこれから前途多難の予感はありますが、このまま何事もなく成長していってもらいたいものです。
100日齢過ぎても臍孔は閉じていません。これはオウムガイやオオベソオウムガイとは違う特徴ですね。
【飼育研究部 森滝丈也】