ジンゴロウヤドカリの青い瞳に吸い込まれそうです。 深海に棲むジンゴロウヤドカリのほとんどの個体は、ヒメキンカライソギンチャクを貝殻に付着させています。 でも、中にはイソギンチャクを背負っていない個体もいて、そんな個体の貝
カテゴリー: 08 無脊椎動物
タッチング水槽のマダコが産卵
先日、小学生とおぼしきお客さまから「タッチング水槽のタコが卵を守っているから避難させてあげて下さい」と連絡が入りました。 見ると、確かに水槽の中に入れた塩ビパイプの中でメスのマダコが卵を守っています。 ご飯粒のように見え
乗っかるウロコイトヒキヤドカリ
先日紹介したウロコイトヒキヤドカリの続きです。 某水族館さんの解説文で本種は「逃げ足は速く、指などでつつくと一目散に走りだす。」などと紹介されていました。 当館では逃げ足の速さについて検証していませんが、確かに他のヤドカ
オオクモヒトデのヤドリニナ
へんな生きもの研究所に5匹のオオクモヒトデが仲間入りしました。 ウネウネと長い腕を使って這いまわるクモヒトデの動きはなかなか面白いのですが、じっと見ていて興味深いモノを付けているコがいるのに気付きました。 おわかりでしょ
ウロコイトヒキヤドカリ
3月の底曳網で見慣れないヤドカリを採集したのですが(水深200-300m)詳しい人からウロコイトヒキヤドカリNematopagurus lepidochirusだと教えていただきました。ハサミ脚はウロコ上の突起に覆われて
ヒラアシクモガニの特徴的なポーズ
ヒラアシクモガニは水深200m以深に生息するカニで、長い脚が特徴です。成体はいつも砂の上に這いつくばり、ほとんど動かない印象ですが、夜になるとカッコ良く立ち上がる姿を見かけます。 ヒラアシクモガニのハサミは比較的小型です
小さなカニが増えました
先日の沖合い底曳き網採集はカンムリヒトデのシダムシだけに興奮していたわけではなく、ちゃんと展示生物も色々採集しましたよ。 採集地点は熊野市沖の水深200-280mでしたが、この海域の特徴なのか、カンムリヒトデを始めとした
カンムリヒトデのシダムシ
最近の私の胸を焦がすマイナー生物のひとつがシダムシ。 シダムシはヒトデの体腔内に寄生する甲殻類で、身近な生物だと、フジツボの仲間に比較的近縁です。 昨年は研究者との連携で、東シナ海の1種と熊野灘で採集した2種のシダムシが
ミミイカ展示しました
へんな生きもの研究所のアパート水槽でミミイカ(愛称ミミイカ子)を展示しました。タコノマクラとハルゲルダ・バタンガス(ウミウシね)と同居です。 搬入した日の夕方にはすっかり落ち着き、砂をかぶってじっとしていたミミイカ子。ほ
小さなタカアシガニが脱皮しました
現在、へんな生きもの研究所のアパート水槽で、熊野灘の沖合底曳き網で採集した小さなタカアシガニを2匹飼育しています。甲幅1㎝と3㎝ほど。タカアシガニは幼体の頃はモジャモジャとした毛が生えているので成体とはずいぶんイメージが