オウムガイ類の精子は20㎝以上あるヒモのような精莢(せいきょう)に入っています。オスのオウムガイはその精莢を丸い精包に包んでメスに渡します(交接)。 メスは精包を口の下にあるヴァランシエンヌ器官で受け取ります。受け取った
投稿者: もりたき
カセミミズが入館しました。
細長いミミズのような姿をしたカセミミズは貝殻を持たない原始的な軟体動物(貝の仲間)です。決して、カワイイ!とか、一般の方にウケるとか言えませんが、軟体動物の進化を考える上では非常に興味深い存在で、興味深い生物です(私は好
新種ヤドカリスナギンチャク展示しました
先日報道発表したばかりの新種「ヤドカリスナギンチャク」。タイミング良く駿河湾で採集された個体が入手できたので、本日からへんな生きもの研究所で展示公開をはじめました。鳥羽水族館で展示するのは2年ぶりになります。 このスナギ
オカダシンカイコシオリエビ
熊野灘の漸深海帯からオカダシンカイコシオリエビがやってきました。今回の個体はなかなか立派なオスです(鋏脚の先端から腹部まで5cmぐらいあるでしょうか) 長い鋏脚がオカダシンカイコシオリエビの特徴ですが、メスの鋏脚は少し短

新種!ヤドカリスナギンチャク
「へんな生きもの研究所」で飼育していたスナギンチャクが琉球大学大学院の喜瀬浩輝さんらの研究グループによって新種であることが明らかになりました。ヤドカリスナギンチャクEpizoanthus xenomorphoideus
熊野灘で2例目のウシロバエビノエボシ
2013年から沖合底引き網漁船に乗せていただき、熊野灘にどのような生物が生息しているか調査しています(主に無脊椎動物が対象) 底引き網で獲れた漁獲物の中から目当てのものを探していきますが、どんどん仕分けしていく漁師さんの
ダイオウグソクムシ№23近況報告
ダイオウグソクムシ№23の定例報告です。早いもので後ろ半分を脱皮してから50日が経過しました。 体色もすっかり元に戻り、何だかこのまま前半分の脱皮はしないんじゃないかという気にも…いや、します!(笑) ちょうど良いタイミ
バラ色のホネナシサンゴ
前回の飼育日記でバラ色のムンナ?の話題が書き込みましたが、あれはどうやらムンナではなくヨコエビの仲間のようです。何人かの研究者からご指摘いただきました。すみません、訂正します。種類は不明なのでこれから特定できれば…と考え
ハリセンボンのフグノエ
先日、志摩半島の漁師さんからハリセンボンが何匹か入館しました。その中のひとつを何気なく見ると…口の中にフグノエがいるじゃないですか!カワイイ(笑) フグノエはウオノエの仲間で、ハリセンボンやイシガキフグなどフグの仲間の口