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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

きれいな魚にはトゲがある

きれいな魚にはトゲがある

伊勢志摩の海ゾーンでミノカサゴの仲間を展示しています。

この仲間は大きな胸ビレをひろげてゆったりと泳ぐ印象が強いですが、海ではオーバーハングした岩陰などでじっとしている姿をよく見かけるそうです。

この水槽でも左端の擬岩あたりにいることが多いですね。岩の凹凸に胸ビレの鰭条を引っかけるようにして休んでいます。

上からハナミノカサゴ、下がキリンミノ、右にいる2匹がミノカサゴ。

キリンミノ↓

このミノカサゴの仲間は有毒魚としても有名で、背ビレや腹ビレ、尻ビレにあるトゲに刺されると強烈に痛むようです。

幸い、私はこういった魚に刺された経験はほとんどありませんが、彼らが集合するお気に入りの場所は観覧面(ガラス)からかなり近いので、ここをすき間に手を突っ込むように掃除したり、顔を近づけたりする時はそれなりに緊張します(笑)

…いや、決して笑い事ではありませんが。

【飼育研究部 森滝丈也】

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