明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
正月ネタは、まぁ誰かが書き込んでくれるでしょうから、私はいつものようにブレることなく、ムセキツイ動物の話題を書き込んでいきます。
私が書かなきゃ誰が書く(笑)、放っておいて勝手に人気が出るヤツ等でもないですしね。
さて。
本日、へんな生きもの研究所にミョウガガイを展示しました。深海底引き網で水深300mあたりで採集されたものです。
このミョウガガイは貝ではなく、フジツボ、エボシガイに近縁、広く言えばエビやカニと同じ仲間の甲殻類。
高さが10数㎝。柄が曲がって安定しないのでビンに挿しての展示。
コイツ、質感がどこか古代の生物みたいで好きです。
餌を捕るときに蔓脚(マンキャク)を伸ばします。
で、夕方。
いつものように、舐めるようにじっと観察していて、やっぱり見つけてしまいました…頭状部の殻板にコケムシ(外肛動物)です(上画像の矢印)
高さは1㎜ほどでしょうか。
さらに拡大して撮影。
もはやミョウガガイの紹介ではないし…(笑)
しかし、コケムシのこの繊細な感じ、萌えますね。
おそらく櫛口目のヤワコケムシの仲間(Alcyonidium sp.)だと思います。
実は、私は元々コケムシにはあまり興味はなかったのですが(内肛動物のロクソソマは好きでしたが)あることをきっかけに興味を持つようになりました。
同じように、私の飼育日記を目にすることでコケムシに興味を持つ方が少しでも増えたら嬉しいんだけどなぁ。