皆さんこんにちは、ともちゃんです。
セイウチのヒゲは感覚器官の役割を果たす敏感なレーダーです。
ヒゲはヒゲでも表記方法は1つではありません。
一般的にヒゲというと英語では「whisker(ウィスカー)」と出てきます。
ですが論文を翻訳していると、鰭脚類のヒゲに当てはめられる表記として「vibrissae(ヴィブリッサエ)」がよく用いられています。
「whisker」と「vibrissae」、何が違うのでしょうか??
whiskerは一般的にヒゲのことを指し、細かく言うと「ほおひげ」とか「猫やネズミのヒゲ」と出てきました。
対してvibrissaeは「洞毛(どうもう)」(生物の毛状の感覚器官全般)と「ほおひげ」と出てきました。
ここからは、ともちゃん的見解です。
本質的にはwhiskerでもvibrissaeでも同じ「ヒゲ」という意味です。
例えば、ヒトの口ひげとセイウチの口周りのヒゲの用途は違うので、感覚器官として使用されるときはvibrissaeが使われるのかもしれません。
まだまだ分からない事があって、ワクワクさせてくれるセイウチたちに感謝ですm(_ _)m
【飼育研究部 ともちゃん】