朝の見回り中、コーラルリーフダイビングゾーンの水槽で見慣れないウミウシを見つけました。
見つけたのはチヂミウスコモンサンゴの枝の陰。この褐色のサンゴです。
どうやらこのウミウシはこのサンゴを食べて勝手に増殖しているようです。
水族館としては厄介者なのかもしれませんが、サイズが小さく、数も少ないので大きな問題ではありません。
ところで…
実は、このチヂミウスコモンサンゴからは別のウミウシも見つかります。
興味深いのは、このウミウシを顕微鏡で観察した時、体表面にウミウシの赤ちゃん(ベリジャー幼生)がたくさん付着していたこと(ツブツブが幼生)
保育しているのかずっと気になっているのですが、結論が出ていません…
今回見つけたウミウシは観察しやすい場所にいるので、同様な行動を取るのか、しばらく観察してみたいと思います。
【飼育研究部 森滝丈也】