フ、ファンレター?(笑)…ではなく、これはクマムシ博士から届いた「乾燥クマムシ」なのです。
実は、へんな生きもの研究所ではクマムシ(ヨコヅナクマムシ)の生体展示を行っています。
当初はちゃんと寒天培地を用意して餌を与えるなどしてクマムシを飼育していたのですが、思いの外 手間がかかるため、水族館での飼育の継続はあきらめて、クマムシ博士からその都度乾燥クマムシを送ってもらうことにしています。
乾燥クマムシは水で戻すと、活発に動きまわるのでそのまま数日間は観察できます。
ところが、冷蔵庫で保管していた予備の個体をすべて使用してしまったため、8月から展示を中断していたのです。
先日、クマムシ博士に会う機会があったので、追加の個体をお願いしました。
これで一安心。さっそく展示再開です。
シャーレに水を入れると、10分ほどで動き始めます。
この乾眠から醒める姿は何度見ても感心しますね。
ヨコヅナクマムシは体長0.2mmほどの大きさなので顕微鏡で見ていただいていますが、モニター画面でも見ることができます。
【飼育研究部 森滝丈也】