最近、岩陰に隠れて動きが少ないダイオウグソクムシ№13(13号)
昨日あらためて確認すると、どうも体の前半部が少し白く変化しているように見えます(矢印)
ダイオウグソクムシを含むダンゴムシの仲間(等脚類)は、まず体の後半部を脱いだのち、前半部を脱ぐ「二相性脱皮」をおこないます。
国内で初めて脱皮確認されたダイオウグソクムシは、当館の№5(5号)でしたが、ちなみに脱皮1ヶ月前の5号はこんな感じでした。
このあと徐々に前半部が白くなり(おそらく後半部のカルシウムが移動しているのでは?)後半部が脱皮しました。
13号も もしかしたら…
要観察です。
5号は前半部の脱皮は行わずに死亡したため、この13号の変化も脱皮の兆候だとしたら少し心配です。
ちなみに13号が最後に摂餌したのは1年前の7月です。
【飼育研究部 森滝丈也】