へんな生きもの研究所では今、ウミウシを8種類ほど展示しています。
ネズミ・マンリョウ・ニシキ・ヒカリ・ベッコウヒカリ・アオ・クリヤイロ・ミヤコetc.…
忘れた頃に小型種オカダウミウシが出現することもあります。
さて。
ウミウシの餌はカイメンやコケムシ、ヒドロ虫などなど。
ほぼ決まった種類の餌しか食べない種類(専食性)と複数の餌を食べる種類(広食性)がいますが、例えばヒカリウミウシだと広食性でクモヒトデや解凍したオキアミも食べるので飼育は比較的容易。
ところが、これには個体差があるようです。今、飼育している個体はどれもオキアミを食べる気配は全くなし。
そこで本日、水族館前でカイメンやコケムシを採集してきて与えてみましたが、よほど空腹だったようで、すぐに群がって食べ始めました。
やはりどんな生きものでも食べる姿を見るのは飽きないですね。
これはまだ摂餌を確認していませんが、カイメン食のアオウミウシとクリヤイロウミウシ。
採集してきた餌を食べてくれると嬉しいですね。
コケムシ食のウミウシなので、食事をしていて餌ごと連れてこられた格好ですね。
(フジタと時々出現するオカダと合わせて、これでウミウシ10種になりました)
【飼育研究部 森滝丈也】