へんな生きもの研究所で未記載種である可能性が高いタコを展示中です。
人面ダコ?の紹介がキャッチーだったのか、さっそくニュース番組で紹介して頂けました。
(ちなみに、そのニュースと同じ時刻に(裏番組)現代おひとりさま事情を紹介する内容で、脱皮したダイオウグソクムシ№5を見に茨城県から来館された40代男性のインタビューが放送されていました。こんな取材があったとは知らなかったのですが、面白い切り口ですね)
さて。
前回の沖合底引き網ではもう1種類、種類の特定できないタコが採集できました(現在、予備水槽で飼育中)
けっこう珍しいタコです(年に1個体ほどしか採集/入館しません)
かなり特徴的な姿をしていますが…種類がわかりません。
生息場所やからだの大きさ、雄の交接腕の先端の形態、目の付近の突起や斑紋パターン、腕の長さや傘膜の分布、墨汁嚢の有無などを調べると該当種がしぼられますが、タコは姿が変化するので、実際のところ生きた状態で種の同定はなかなか困難。
2014年入館個体はアサリを好んで食べたので、今回の個体も同様にアサリを与えてみましたが…食べません。
先日、底引き網で一緒に採集した魚(ベニテグリ)をいつの間にか食べていたので、今はまだ満腹なのかもしれません。
引き続き、タコの種名を調べていきます。
【飼育研究部 森滝丈也】