図鑑をながめながら、会いたいなぁと思ってもなかなか会えない…でも、え?いきなり登場?!ってことが水族館ではあります。
今日紹介する【ワグエビ】も、そんな類のエビさんです。
ま、まずはご覧いただきましょう!! じゃん!
なかなかいい格好でしょう? 【ワグエビ】さん
普段から仲良くしている志摩地方の漁師さんから提供していただきました。ほんと、ありがたいことです。
ワグエビは、イセエビの仲間(イセエビ科)になります。
そう言われたらイセエビの格好に似ていますよね。
大きさは、全長約20㎝、ピンと伸びた触角がかっこいいエビです。
ワグエビの名前に付いている【ワグ】は、志摩地方の「和具」という地名からきています。
つまり、初めて採集された場所が「和具」だったことから、この名前がついたのです。
とはいえ、今では別の地方からでも採集された記録があるので、もし第一発見の場所が和具ではなかったら…伊勢志摩とは何の縁もない名前のエビになっていたハズです。
そうなると、何だか不思議な縁を感じます。
志摩地方でワグエビは、年に数個体しか発見されていないようです(詳しい資料がないので、ざっくりとしか言えないのが申し訳ありませんが…)
しばらくバックヤードで飼育していたのですが、状態も良さそうなので本日「へんな生きもの研究所」で展示を始めました。
そんなワケで、図鑑にもなかなか載っていないエビさん、久々に鳥羽水族館に登場!です。
ぜひご覧ください~^^