…と密かに私が呼んでいるだけなのですけどね。
水深300mあたりで採集されるジンゴロウヤドカリは、数あるヤドカリの中でも特に魅力的な目を持つ種類。
吸い込まれるような青。
イタリアの画家モディリアーニの描く婦人の瞳に似ているな、と思っています。
いかがでしょう?(モディリアーニは検索してみて下さい)
ちなみに和名のジンゴロウは名工・左甚五郎から名付けられたそうです。
ジンゴロウヤドカリの青い瞳に対して、こちらイイジマオキヤドカリの目はルビーレッド。
…いや、ヒスイぐらいの赤味でしょうか。ヤドカリスナギンチャクを背負う奇妙な姿ばかり注目されますが、意外に魅力的な瞳の色をしています。
イイジマオキヤドカリの向かって右側に見える小型のヤドカリは、スナギンチャクヒメヨコバサミ(?)
こいつの目は白目に黒い点で、いつも驚いた感じ(笑)
そして、現在、へんな生きもの研究所で展示している深海性ヤドカリはもう一種、アワツブホンヤドカリ。
目は…普通ですね。
こいつはハサミが黒く変色しているので還元的な環境(泥地)を好むのかも知れません。
いつも餌をあさっている印象があります。
明日も目(眼柄)が魅力的な深場のヤドカリ(ヨコヤホンヤドカリ)が入館する予定です。お楽しみに。