外部サイト移動へのご注意

予約・購入サイト「Webket」に移動します。
よろしいですか?
いいえ

鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ダイオウグソクムシの顎脚

ダイオウグソクムシの口元を見ると、口元を覆う顎脚がよく分かります。

胸部の付属肢は本来8対あるのですが、その第1胸肢が顎脚に変化しているのです。

(第2~8付属肢が歩行肢になります。7対14本)

 

これまで、あまりじっくりと見ることは無かったのですが、今日は観察する機会がありました…

あれ?なんだこれ?

顎脚の内側がチャックのようにしっかりと噛み合わさっています。

少し力を入れて引きはがすと、スッときれいに離れますが…

左右の顎脚を近づけると、再びピタッと咬み合って動かなくなります。

 

スッと離れてピタッと引っ付く。

この感触…気持ち良いわ…

私は知らなかったのですが、調べ直してみると、「左右の顎脚は中央に密着し、内縁の鉤刺により結合される」との記述がありました。

おそらく顎脚は口元をガードするための器官で、2本がしっかりと合わさる必要があるのではないでしょうか。

進化の妙です。

Share