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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

オオベソオウムガイを展示開始

昨日、3年ぶりにニューカレドニアからオオベソオウムガイが5匹やって来ました。

2017年に採集されてニューカレドニアのラグーン水族館で飼育されていたオス3個体と、先週の7月10日に採集されたばかりのフレッシュなメスが2匹。何と、このメスは水深10mの浅海域で採集されたそうです!

オウムガイ類は普段は300-400mあたりに生息しますが、ニューカレドニアでは水温の低い冬の夜間に浅海域まで浮上することもあるそうです。

実は、以前、水深5mまで浮上することもあるよ、と現地で聞いて「いや、さすがにそれはないだろ~」と思ったことがあるのですが、やはりそんな水深まで浮上してくるようですね(驚)あぁ、ナイトダイビングで遭遇したい…

今回も繁殖を目指します。水槽に入れてすぐにメスの口器の下側にあるヴァランシエンヌ器官(精莢を受け取る器官)を確認しました(矢印)

 

やはり、到着直後なので精莢はまだありませんね。

今後、無事に交接して産卵、孵化までいくことを期待しています。

【飼育研究部 森滝丈也】

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