ダイオウグソクムシの人気に ふと気になり「鳥羽水族館 ダイオウグソクムシ」で文字検索をかけてみましたが、ヒット数は意外と少ない。
それじゃあとばかりに「鳥羽水族館 ジュゴン」「鳥羽水族館 セイウチ」等々、思いつく「鳥羽水族館 ○○」で検索したところ、ヒット数が一番多かった「○○」は私の苗字でした…
なんだそれ(笑)
まぁ水族館の認知度に貢献しているならオッケーでしょう。マイナー生物も知ってもらえることでしょうし。
さて。
最近の私の胸を焦がすマイナー生物のひとつはシダムシ。
シダムシはヒトデの体腔内に寄生する甲殻類で、身近な生物だと、フジツボの仲間に比較的近縁だとされています。
これまでに日本国内で確認、報告されているのは7種類。
宿主に対する特異性が高いので、同じヒトデには同種のシダムシしか寄生しません。
先日の飼育日記で、これまでにシダムシ寄生の報告がなかったユミヘリゴカクヒトデからシダムシを見つけたと書き込みましたが、また、死んだユミヘリからシダムシを見つけました。
今回は前回の2例に比べると大きな個体で、やわらかなサーモンピンクの体色が美しい!
しばらくすると、リラックスしたのか、枝分かれした外套を伸ばしてきました。
ヒトデから取り出した全身です。
例によってシダムシは標本にしましたが、見なれてくるとこのフォルムに美しさを感じるように…(笑)
オールブラックスのシダのエンブレムのように「シダムシのエンブレム」なんて格好良いではないでしょうか(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】