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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

鳥羽で35年

鳥羽で35年

バイカルアザラシのうなりこ(写真1,3枚目)とマカロニ(2枚目)が鳥羽水族館に来て、今日(2025年4月28日)でちょうど35年になります(写真は全部今日撮りました)。2頭は来た時に0歳だと考えられ、今年35歳(推定)です。

 

 

 

今マカロニは換毛(毛がわり)の真っ最中で、陸でゴロゴロしています。毛がわりの時は食欲が落ちて、エサを残します(今マカロニの体重は77キロですが、換毛中に10キロくらい減るのは普通です)。

ほかのアザラシが元気なのに、1頭だけ陸で寝ていてエサを残すマカロニを見て、「あの子は大丈夫?」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。白内障で見えていないこともあり、おっとりしていますが、健康維持に十分な量は食べています。そんなおっとりしたマカロニびいきの飼育担当者もいます。

一方うなりこはエサも全部食べて、プールでは鼻から泡を出したり、ボールを鼻で押したりして遊んでいて、とても元気です。うなりこも白内障ですが、手術をして視力は回復しました。手術後にニコ(4,5枚目)を産んで、お母さんにもなりました。ニコも今年で5歳になり、元気です。

 

 

 

うなりこもマカロニもまだ長生きしてくれそうです。

 

【飼育研究部 はせがわ】

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